R5年初頭のご挨拶----留学生の活躍

令和5年初頭のご挨拶を申し上げます。当科には主にアジア各国から多くの留学生を迎え入れております。彼らは非常に熱心に朝から晩まで研究に明け暮れ、良い仕事をしてくれています。ほとんどの留学生は、4年間で論文を仕上げて医学博士号を取得し、母国へと帰っていきます。4年の異国での生活は、彼らにとって必ずしも金銭面で恵まれているわけではなく、中にはアルバイトをしながら頑張る人もいます。また夫婦で留学しているカップルに当院でお子様が誕生する嬉しいケースもあります。さらにはお二人のお子さんが誕生し、夫婦揃って医学博士号を取得後、めでたく母国へ帰国後も、日本での研究の継続を希望し、再度当教室に戻りスタッフとして研究を続けている人もいます。彼らの人生の一コマとして、当教室での留学生活がインパクトあるものになれば、教室を運営する立場として嬉しい限りです。自分自身がシカゴに留学していた頃、留学先のボスにしてもらったことを今は彼らに返したいと思っております。最近また嬉しいことがありました。当科で4年間頑張り、見事にimpact factorの高いジャーナルに掲載されて学位を取得したPujaさんが、米国のMayo Clinicでのポスドクのポジションを勝ち取ったのです。学位を取得したテーマを元にapplyし、厳しいインタビューを勝ち抜いて得たポジション、米国でのさらなる飛躍が期待されます。留学生が当教室を踏み台に米国へステップアップする流れを築ければ良いなと思っています。また、留学生に負けず、後期研修医、医員、助教の先生方にも頑張ってもらいたいと願っております。

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Puja Deyさん、米国への出発前に立ち寄ってくれました。これからも応援しております。

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