婦人科悪性腫瘍に対する治療成績に関する後方視的解析

研究実施のお知らせ

2019年11月25日ver.1

研究課題名

婦人科悪性腫瘍に対する治療成績に関する後方視的解析

研究の対象となる方

1995年1月から2019年12月までの25年間に、島根大学医学部附属病院を受診し、婦人科悪性腫瘍(子宮がん、卵巣がん、卵管癌、腹膜癌、外陰癌、腟癌、絨毛癌等)と診断され、手術、化学療法、放射線治療等の初回あるいは再発治療を受けられた方

研究の目的・意義

【背景】 婦人科悪性腫瘍に対する治療は時代と共に変遷しており、新たな鏡視下手術、分子標的薬を含む抗癌剤治療、放射線治療は日進月歩です。しかし、それらの治療の有効性の検証は臨床医の責務です。

【目的】 当院で婦人科悪性腫瘍と診断され、手術、化学療法、放射線治療における新規治療を受けられた方の治療成績を、過去の標準治療を受けられた方の治療成績を比較することで、その有効性と安全性を検証します。

【意義】 婦人科悪性腫瘍に対する新規治療は臨床研究によってその有効性や安全性が確認されたうえで保険適用となります。しかしながら、実際の臨床現場においては、より多くの患者さんが治療対象となるため、当院における治療成績を明らかにすることで、さらなる改善点を明確化し、より効果的で安全な標準治療の提供が可能となります。したがって、本研究の意義は極めて大きいと考えられます。

研究の方法

当院で婦人科悪性腫瘍(子宮がん、卵巣がん、卵管癌、腹膜癌、外陰癌、腟癌、絨毛癌等)と診断され、手術、化学療法、放射線治療等の治療を受けられた患者さんのカルテから診療内容[初診日、病歴、症状、身体所見、血液・画像・病理検査所見、手術成績(手術時間、出血量など)、化学療法や放射線治療の治療効果、施行期間、方法、有害事象等]を調査いたします。さらに、初回治療終了後の外来受診時の身体所見、血液・画像検査結果等を確認し、再発の有無・形式、再発治療等ついても確認させていただきます。この研究によって得られる個人情報は決して外部に漏れることないように責任をもって厳重に管理します。また、病院関係者にも漏れることないように管理いたします。研究に用いる診療情報、解析データは島根大学医学部産婦人科学講座において厳重に管理します。

研究の期間

2019年12月~2024年12月

研究組織

この研究は島根大学医学部産科婦人科学講座のみで行うものです。

佐藤誠也(研究で利用する情報の管理責任者)

相談・連絡先

この研究について、詳しいことをお知りになりたい方、ご自身のデータを研究に利用してほしくない方、その他ご質問のある方は次の担当者(研究責任者)にご連絡ください。なお、利用停止のお申し出は、2020年3月までにお願いいたします。それ以降は解析・結果の公表を行うため、情報の一部を削除することができず、ご要望に沿えないことがあります。

研究責任者

島根大学医学部附属病院助教 佐藤 誠也
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
電話 0853-20-2268  FAX 0853-20-2264

遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)に対する 診療体制
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島根大学産科婦人科学教室における研究・調査に関する情報

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