平成30年度 産婦人科同門会(北雲会)が開催されました。
2018年06月25日
平成30年6月9日 出雲ロイヤルホテルで平成30年度 産婦人科同門会(北雲会)が開催されました。岩成治理事長、京哲会長の挨拶に始まり、各種事項が審議され、名誉会員の推挙、新理事などが承認されました。
続いて会員紹介として、本年は松陽台佐藤クリニックの佐藤太聰先生、江津済生会病院の山根良夫先生による講演が行われました。これまで歩んでこられた足跡や現在の日常診療の様子を楽しくご紹介下さいました。
総会に続いて北雲会講演会が開催され、島根大学産婦人科、後期研修1年目の澤田希代加先生が「当科におけるTLHの基本操作から応用まで」というタイトルで、2014年から開始した800例を越えるTLHの経験から確立された操作の考え方と実践を紹介致しました。
特別講演には京都大学名誉教授の藤井信吾先生をお招きし、「婦人科腫瘍医の心、技、体」というタイトルで、ご自身の体験の基づいた婦人科腫瘍医の在り方についての御講演を賜りました。
ご自身の大学受験で得られた心得や年間1000例以上の分娩がある病院で一人医長として勤務されたご経験、出身医局の岡林博士が確立された広汎子宮全摘術に対する深い洞察と思いなどをお話し下さり、婦人科腫瘍医のみならず、産婦人科医師として、繰り返し繰り返しの確認作業の重要性、客観的医療の実践、常に疑問を持って探求すること、臨床医としての謙虚さの重要性など、新人医師からベテラン医師まで思わず背筋が伸びる貴重なご講演を頂きました。最近はこのようなご講演はなかなかなく、会員一同感銘を持って拝聴致しました。
懇親会では藤井先生を囲んで和やかな楽しい時間を過ごしました。藤井先生、誠に有り難うございました。