平成28年度 島根県産婦人科学会・産婦人科医会総会が開催されました。
2016年05月09日
平成28年5月8日、松江市の島根県医師会館において、今年度の第一回島根県産婦人科学会・産婦人科医会総会が開催されました。一般演題5題の他、伝達講習、島根県立中央病院、岩成治先生の母体保護法指定医講習の後、特別講演として慶応大学名誉教授の吉村泰典先生をお招きし、「少子化対策に求められるもの―産婦人科医の重要性―」と対するご講演を頂きました。少子化対策の一つのポイントは地域における周産期医療の充実であり、そのためには女性医師が活躍出来る環境を整備するべきである、との大変示唆に富むお話しをいただきました。島根県の周産期医療の第一線に関わられている参加者一同、切実に考えさせられる感銘深いご講演でありました。吉村先生、有り難うございました。
学会終了後は松江市の「銀座長助」にて吉村先生を囲む懇親会が開かれました。島根県の地域周産期医療を取り巻く諸問題について熱い議論が交わされました。吉村先生からは他県における適切な集約化の現状もお話し頂きました。懇親会の開始時はもっと大人数であったのですが、丁度ハイリスク分娩の帝王切開やお産が重なり、気がつけば次々と人がいなくなっていました。まさに島根県の地域医療の現状を表しております!