第84回出雲産婦人科医会臨床研究会が行われました

2016年02月21日

H28年2月18日、出雲ロイヤルホテルにおいて第84回出雲臨床産婦人科医会 臨床研究会が開催されました。当教室から塚尾麻由先生が「巨大頚部筋腫の全腹腔鏡下子宮全摘術」について発表致しました。高難度と言われる大型頚部筋腫のTLHの際の、オリジナルな手技の工夫について、ビデオを供覧しながら紹介致しました。こういう細かな工夫の議論と集積がとても大事であり、医局員のレベルアップに直結します。当科の内視鏡手術はチャレンジと反省、解析の日々です。

特別講演には山口大学産婦人科 杉野法広先生をお招きし、「子宮内膜の発育とその異常」というタイトルで御講演を賜りました。
ご講演では、薄い子宮内膜を(1)血流不全(2)子宮掻爬術後(3)クロミフェン治療(4)子宮腺筋症の4つの原因により分類され、それぞれについて病態、メカニズム、そしてその対処法を非常にわかりやすく解説下さりました。講演後は熱い質問が途切れることがありませんでした。明日からの日常臨床に即役に立つ内容で、参加者一同大いに感銘を受けました。杉野先生、有り難うございました。
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