松江・出雲産婦人科臨床研究会が開催されました

2017年03月10日

H28年度 松江・出雲産婦人科臨床研究会がH29年2月2日、松江市のエクセルホテルで行われました。一般演題として当科から初期研修2年目の笹森先生が、高齢、肥満患者に対する子宮体癌の腹腔鏡下手術について当科の成績や独自の手法を紹介致しました。初期研修医とは思えない堂々たるプレゼンテーションで、将来の大器の片鱗を見せつけてくれました。

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特別講演には信州大学産婦人科教授 塩沢丹里先生をお招きし、「子宮頸部嚢胞の取り扱い」および「子宮体癌におけるエストロゲンの関与」についてご講演を賜りました。子宮頚部嚢胞を呈する疾患としては、生理的なナボット嚢胞、前癌病変としてのLEGH、悪性の腺腫、頸部腺癌など様々な病態が存在し、産婦人科の日常診療の中で悩みの種となっております。これまでの多くの自験例の詳細な解析と、明快な解説により随分と頭の中が整理されました。また、子宮体癌は閉経後に多いのに、なぜエストロゲン依存性腫瘍なのか?という永遠の悩みも、ご自身のライフワークとしての基礎的な研究成果を披露していただき、ようやく解決致しました。素晴らしいご講演を有り難うございました。

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松江市の長助で行われた懇親会では塩沢先生を囲み、島根の地酒と蟹を堪能し、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

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