第20回島根県母性衛生学会が行われました

2016年03月18日

平成28年3月13日 島根大学医学部において第20回島根県母性衛生学会が開催されました。
今回のテーマは周産期のメンタルヘルスです。周産期の様々なストレスをきっかけに母親の精神的不調が表出し、その結果としての育児放棄や虐待が今や大きな社会問題となりつつあります。

我々現場の人間は、妊娠中から出産直後の母親に直接関わる立場として、この問題に対する理解を深め、どのように対処すべきかを一度きちんと整理する必要があると考え、この企画を立ち上げた次第です。

そこで特別講演には大阪府立母子保健総合医療センター産科主任部長の光田信明先生をお招きし、「切れ目のない次世代の母子保健対策を目指して」というタイトルでご講演を賜りました。虐待、未受診、特定妊婦という3つの大きな問題が互いにどのように関わっているのかを明快に解説頂き、我々が成すべき事に少し光が見えてきた気が致しました。


次いで、シンポジウムとして「周産期のメンタルヘルス」というテーマで、浜田医療センターの小林正幸産婦人科部長、島根大学医学部精神科の山下智子助教、島根県立中央病院の浅尾美恵子主任助産師、島根県健康福祉部の鈴宮寛子参事よりご講演をいただきました。光田先生にも加わって頂き、熱い討論がなされました。
懇親会では光田先生を囲み、周産期医療に関して熱いトークが展開されました。光田先生、本当に有り難うございました。
学術集会長の小林先生、お疲れ様でした。素晴らしい会にしていただきありがとうございました。
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