H29年の初頭ご挨拶----Challenge and Change!

H29年の初頭に当たり、ご挨拶申し上げます。

毎年のことですが、年末年始は大変忙しく、我々医療関係者のみならずほとんど全ての日本人が慌ただしく走り回ります。新年を新たな気持ちで迎えるために、大掃除や年末年始の挨拶回りなど、古来からの伝統が我が国には根付いています。私はこの伝統はある意味素晴らしいと実感しております。この習慣のお陰で、年頭には様々な思いを胸にリセットできます。

人間、周囲に惑わされない確固たる自己を持つことも大事ですが、様々な状況の変化に応じて自己変革を遂げ、進化し続ける事も重要ではないでしょうか。ChallengeやChangeというコンセプトは、常に目標に向かって挑戦して、その結果として自己変革を成し遂げるということであり、とても素敵なキーワードであると思います。

教室も新たな体制となり、お陰様で就任3年を迎えようとしております。就任前から3年が一つの区切りであると考えておりましたが、教室員の協力と真摯なまでの頑張りにより、様々な課題を乗り越え、臨床、研究の両面において新たなステージに立つことが出来たと思っております。しかし現在のステージに安住することは様々なリスクを伴います。それぐらい我々を取り巻く社会情勢や医学の進歩は目覚ましく、これらに対して常にsensitiveでなければなりません。そんなにあくせくしていたら皆疲弊してしまうのでは、との懸念もあるかも知れませんが、challengeとchangeの精神を持ち続けるのは決して苦痛ではありません。自分が、そして教室がさらに進化出来る可能性を模索するのは大いなる喜びであると確信致します。

本年も当教室の変革、進化を暖かく見守って頂ければ幸いでございます。

平成29年1月1日 京 哲
新年の平地会総会〈大阪大学産婦人科同門会〉にて
中央は広島大学、工藤教授、右は大阪大学、木村教授
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